前日10時間も寝てしまったので、今日はコーヒーの力に頼りながら、夜な夜な学習する38歳アフリカジンバブエ主夫です。
育児の中にも学びの時間は重要と言うことで、
先週に続き「論理的思考スキル」part2、
「サービス設計の流れ」を学んでいきます!
1 サービス設計の流れ
「サービス設計」にも流れがあり、
それぞれ分析を行いながら最終的にその市場に向けてサービスをリリースしていきます。
まずは、流れを見ていきましょう!
こちらが、サービス設計の流れになります。
それでは、一つ一つ見ていくことにしましょう。
2 3C分析
3Cとは、
顧客、自社、競合の3つのことをいいます。
この3つのことを考えながらサービス設計をしていかないと、
どんなサービスも、なかなか拡大していくのが難しくなります。
この3つの中で一番必要なのが、
「自社(Company)」になります。
相手を分析するよりも、
まずは自分達が、どういう立ち位置にいるかを把握する必要があり、
自社分析が3Cの中で、やらなくてはいけない部分になってきます。
実は意外と、自社の強みとか弱みを、知っているようで、知らないことが多いんです。
一番重要な自社の強み、弱みを知るって時に使われるのが、SWOT分析になってきます。
3CとSWOT分析はセットで考えてもいいかも知れませんね。
では、そのSWOT分析とは?
3 SWOT分析
まずは自社の強み、そして自社の弱みを知る。
次に、強みを知ったと同時に、サービスとか自分の会社がもっと大きくなる可能性があるのか、逆に小さくとか倒産する可能性があるのか、
この4つをしっかりと分析した上で、サービスの設計をしていくことが大事になります。
では、実際に居酒屋(ハイカラ亭)を例に出して考えて見ましょう。
書き方は、箇条書きで各項目を埋めていくだけ!
実際に書いてみると、
ある程度、自分の強みとか弱みが分かってきますね、
これは、やった方がいいや、
いや、これは今すぐ対策しなきゃいけないことと言うのが、見えてきます。
一番初めに学んだ3Cの「顧客」「自社」「競合」の「自社」を、
こうやって知っていくことが一番重要になります。
4 3C &SWOT分析を使ってコンサルティング
では、実際にあなたが飲食店のコンサルタントだとして、
クライアントがカフェをオープンしたいと言っています。
近くにスターバックスがあるため先行きを不安がっています。
あなたなら、どのようにコンサルティングしますか?
3C分析を行いながらコンサルティングしてみましょう。
このようなフローを知っているだけで、あなたはいつでもコンサルタントになれちゃうんです。
コンサルタントは、こういったフレームワークをしっかりと活用して、
物事を考えているので、勝手にロジカルシンキングになり、
ロジカルに考えロジカルに話すことができるんですね。
5 4P分析
4P分析とは、
Product、Price、Place、Promotion、
この4つの頭文字を取って、4P分析と言います。
では、さっき例にだしたカフェで、考えてみましょう!
このようにフレームワークにそって、一個一個提案することで、
しっかり考えがまとまって、ロジカルに話せるようになります。
これが論理的思考スキルにつながるので、
フレームワークをしっかり活用するのが重要になります。
そして、最終的に自社と競合の4Pの分析をして、
一つ一つ比較して改善を行うことで、あなたのクライアントが競合に必ず勝つことができるようになります。
この戦略を、名付けて「TTP戦略」と言います。
では、TTP戦略とは?
6 TPP戦略
TPP戦略=徹底的にパクる戦略
競合のスターバックスを表にして比較してみましょう。
自社と他社を表にして、一個一個見てみると、
どこを改善した方がいいのか、どこを強みにもっと押していった方がいいかが、
一目でわかるようになります。
このフレームワークを覚えておくことで、
情報を箇条書きすれば、他社に負けない戦略を考えることが安易にできるようになるんですね。
こういったフレームワークを覚えて活用することが一番重要。
7 市場規模
これまで、「3C分析」「SWOT分析」「4P分析」を学んできて、
最終的に市場調査に入っていきます。
ただ、市場調査の前に、しっかりと「デブス調査」「ペルソナ設定」をしっかりやらないと、全く市場規模がスカスカになって、
本当は、100万円市場の売上を見込んでいても実際は10万円しかなかったとか、ビジネスそのものが成り立たなくなってしまいます。
市場調査って、よく聞いたことがあると思うんですが、
よく出てくる言葉が市場規模っていうものです。
「市場規模っていくらあるんですか?」って、よく分からないサラリーマン達が難しく話していると思うんですが、しっかりと計算できている人は、
実は少ないんです。
例えば、マーケットサイズを測るときに、
実際に、Googleでちょっと調べて、マーケットサイズを測るとこともできます。
それも一つの方法かもしれませんが、それだと情報が少なすぎるんです。
最も正しいマーケットの市場規模の測り方っていうのは、
その自分の商品とかサービスを必要としている人がどのくらいいるか、
そして、そのニーズにどれくらいのお金を払うかが重要となります。
簡単に纏めると、
市場規模=サービスを必要としている人の数×そのサービスに支払うお金
8 メンタルアカウント分析
メンタルアカウンティングとは?
例えば、100円の自動販売機で買うジュースをケチる人は結構いると思うんですが、
ただ、女性と行く1万円のディナーはケチらない人も結構いると思います。
このように、人それぞれによって、
何にお金を使って、何をケチるかが、
メンタルアカウンティングになります。
このメンタルアカウンティングを市場規模に入れ込んで考えないと、
市場規模っていうのが、ただの数字になってしまいます。
この市場規模をしっかり把握するためには、ニーズの調査が大事になってきます。
9 ニーズの調査
ニーズの調査とは、
多くの人に「こんなサービスあったらどう?」とシンプルに聞くことが大事。
そして、シンプルに聞いた人の先をカテゴリー分けする。
例えば、
主婦に聞いてみる。
30代の男性女性に聞いてみる。
40代の男性女性に聞いてみる。
サラリーマン、無職の人に聞いてみる。
いろんなカテゴリー分けをしてみる。
とにかく聞いて、自分がこうだろうっていう推測もいいんですが、
その推測を正すために、聞いて答え合わせをしないといけない。
その聞く時に「デブス調査」を行います。
では、「デブス調査」とは?
10 デプス調査
デプス調査とは、
色んなヒアリングやアンケートの中から特定のニーズが確認できたカテゴリー層をオフィス来てくださいと、呼んでみる。
そして、5〜10人程度に直接対面でヒヤリングを行うことが重要。
その中で必要とされるサービスがもっとブラシュアップされていいものになり、
市場規模の特定に繋がるのではないかという調査。
例えば、ZOZO TOWN。
利用しているユーザーがカートに物を入れるが、その日にはなかなか購入までいかない人が多かったり、翌月や月末に購入する人が目立った。またその為多くのCV漏れ(取りこぼし)が発生している状況に対しツケ払いシステムの導入を検討。
そして、ZOZO TOWNは、2ヶ月のツケ払いを実施!!
通常のつけ払いは1ヶ月が普通なんですが、
デプス調査の結果、2ヶ月を希望する人が多かったことが分かった。
こうやって、細かい部分までしっかりやっていることで、伸びている企業になってるんですね。
そして、デプス調査にもちゃんとした4つの流れがあります。
①スモールトーク
日常会話でリラックスをさせてる。そして自分のこともよく話し相手に安心感を与える
②ライフルタイル質問
趣味や家族構成や職業や帰宅時間、出勤時間、子供の保育園の時間など平日と休日で分けてその人の1日を聞き出す。
③ワンアヘッド質問
実際の年収や、家庭の経済状況、そしてローンなどの残高など折り入った質問を行う。
④そこからツケ払いに対しての意見をもらったり、なぜ必要・不必要だと思うのかなどWHYを3回聞くような質問を繰り返す。
インタビュー中に重要なことは、ぽろっと口にした言葉などを必ずメモに残し、
必ず自分のサービスなどは最後に紹介するようにすること。
11 ペルソナ分析
デプス調査を終えてみて、一番共通点がある部分を持つ人物像を勝手に作り出します。
それを「ペルソナ」と言います。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル・・・・などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
例えば、
30代の子持ち主婦Aさんで、
子供を朝に保育園に送った後に仕事に行っています。旦那は会社員でいつも夜は22時帰宅です。仕事を16時に終わり17時に保育園にお迎えに行きますが、スーパーで買い物をして料理するのが大変です。このような主婦10人に対してデプス調査をしたところ。8名が是非宅配晩御飯サービスを利用したいと言っており、このサービスには1ヶ月の晩御飯代5万円の半分ぐらいなら払いたいと言っております。そしてこの街には同じような主婦が2万人程おり、そのためこのエリアによる市場規模は2万人×80%×2、5万円=月間4億円程度の市場規模が予想されるということになります。
12 普及曲線
先程のペルソナ分析で市場規模が分かったとします。
では、4年間で50億の市場規模があるとして、
いきなり50億円のお金が入ってくる分けはありませんよね。
サービスが、社会や世の中の市場に浸透するには順番があるんです。
それが、普及曲線になります。
市場に浸透する一番最初は、
「イノベーター」であったり「アーリアダプター」と呼ばれる16%の人達です。
例えば、カフェを作りました。
でも近くにスターバックスがあります。
いつもはスタバに行くんだけど、ちょっと冒険してみたいなっていうのは、
100人いたら、
その中の16%くらいなので、この16名はあなたのカフェに来てくれる人達になります。
残りの84名はいつも通りスタバに行きます。
でも、新しい挑戦をする16%をしっかりと満足させることで、
ここから口コミが普及して、「アーリーマジョリティー」「レイトマジョリティー」「ラガード」の市場にも入っていけます。
まずは50億の市場に向けて、16%の7・8億円の市場を満足させて、
口コミで広げていくことが大事ですね。
例えば、口コミで広がったビジネスでいい例が、
UBEREATSです、
あまり広告はしていなくても、
口コミでここまで知られるようになって、
利用もされるようになりましたね。
口コミでバイラルさるようなキャッチコピーを作ることが大事になってきます。
*バイラル:Webマーケティングにおいて、情報が口コミで徐々に拡散してくこと
〜まとめ〜
2週に渡って、アウトプットしてきた「論理的思考スキル」、
ビジネスを行う上で、一番重要なところですね、
何事も一つ一つ分析して、ロジカルに物事を考えることが重要ってことですね。
ここまで長々お付き合いして頂きありがとうございます。
専業主夫の中にもこう言ったマーケティングの基礎をしっかり学べる時間があると、生活が楽しくなりますね。
来週は、これまでのスキルを使って「事業計画書」を作っていきます。
少しでも興味がある方は、是非週一回のマーケティング投稿も見てくれると嬉しいです。
また、MU Pカレッジに興味がある方は、YOUTUBEの無料動画からでも十分に勉強になるので是非見てみてください!
ではでは、明日からはまたジンバブエ生活ブログに戻りますw